モトクロスのプロライダーとして活躍していた佐藤英吾が、18歳の時に武者修行の旅先アメリカで出会い、衝撃を受けたのがフリースタイルモトクロス(FMX)。帰国後、モトクロスレーサーから転向し、時を待たずして日本初のプロFMXライダーとして世界で活躍する様になった彼は、2005年からFMX最高峰の大会Red Bull X-Fightersに参戦。以降毎年参戦し、名実ともに世界トップクラスのライダーの一員に肩を並べた。そんな彼の長年の夢であったRed Bull X-Fighters日本開催を目前にした2013年2月28日、練習中の不慮の事故で帰らぬ人となった。
プライベートでは妻・香織、そして2児の父親として愛情を余すところなく注いでいた佐藤英吾。
日本のFMX界に多大なる足跡を残すと共に、世界中のライダーたちと友情を築きながら世界を転戦するプロFMXライダーとしての彼の顔は、妻も子供も知らないままだった。
この映画は日本におけるFMXの歴史を紐解くと同時に、妻・香織が夫・佐藤英吾のもう一つの顔を捜すために彼の縁の地を訪れ、彼と兄弟のように繋がっている世界のライダーたちと佐藤英吾について語り、彼の足跡と素顔を描くドキュメンタリー映画である。
作品概要 |
ドキュメンタリー映画(87分)佐藤英吾の友人で、映像クリエーターの梶野仁司が10年以上にわたって追い続けた映像や、2005年から参戦し続けたRed Bull X‐Fightersの映像、友人である世界のライダーたちそして佐藤英吾の家族が語るインタビューで構成した作品。 |
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監督 | 梶野仁司 |
出演 | 佐藤英吾、香織(妻)、瑛大(長男) 金澤巨樹、加賀真一、鈴木大助、加賀晃、東野貴行 トム・パジェス、ドレイク・マッケロイ他 |
制作 | フュールメディア株式会社 Red Bull Media House GmbH |
制作協力 | レッドブル・ジャパン株式会社 |
配給 | フュールメディア株式会社 |